ArcGIS 事例集 Vol.18
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Case Studies Vol.1829熱画像シーンレイヤードローン撮影画像と熱画像を重ね合わせたダッシュボード> ビジネス > 建設■効果■今後の展望トの一種)をArcGIS Drone2Mapで比較することで、熱画像データを正確に位置合ラは構造物の形状を認識するわけではなく、放射量とエネルギーの放出量を認識するのみである。形状認識の精度を高めるにアイスを挿入するハウジングユニットを作を試みた。ArcGIS Drone2Mapは、ArcGIS ProをArcGIS Drone2Mapが慣れ親しんだインターフェイスであることや、チームが既存のEsriプラットフォームと一緒に使用できることで、統一性が向上することを喜んだ。この新しいソリューションの大きな利点は、ワークフローの迅速化とデータ精度の向になった。これは会社にとっても顧客にとってもコスト削減につながる。「同じ500枚の画像を使った場合、既存のソフトウェアパッケージのベンチマークと比と氏は言う。るデータが非常に正確なのは、GISが組みわせする方法を考えた。しかし、熱赤外カメは、気温によるカメラセンサーの精度を最大限に維持する必要があると考え、チームは寒冷地ではジェルを、温暖地ではドライ成し、カメラに装着してデータ精度の向上含む同社の既存ソフトウェアと完全に統合されており、他のアプリを併用することができる。また、Esriユーザーである氏は、同社はワークフローの効率化や画像の鮮明化など、さまざまな効果を実感している。上だ。これにより、比類ない精度かつ半分の時間で顧客に成果物を納品できるよう較して、3時間も処理速度が速くなったのですから驚きです。500枚の画像から42分間で1つのエラーもなく3Dデータが出力されたのを見たときには、言葉を失いました」氏は、ArcGIS Drone2Mapから出力され込まれているからであり、それはデータの正確さに信頼性と妥当性があることを意味すると言う。また、現場での全体的なプロセスが合理化されたが、特にオフィスでのバックエンド処理が重要だと付け加える。機械学習アルゴリズムの導入により、現場からオフィスに戻って後処理をするまでの時間が大幅に短縮された。以前は複数のソフトウェアを使って生成しなければならなかったドローンの飛行経路、2Dと3Dのモザイク、多空間データなどを、1つのアプリで取り込み、処理することができるようになったので、通常1日かけて行っていた調査が、1〜3時間で済むようになった。現場からオフィスを経て顧客に戻すまでに1.5営業日かかっていた赤外線サーモグラフィの納品データも、今では1日8時間の作業時間が短縮され、顧客に迅速に納品できるようになった。「以前使用していたソフトウェアでは、非常に高速なコンピューターで何時間も処理させても、半分も出てこないことがありました。今では、処理に失敗することはありません。精度の向上は驚異的です」と氏は言う。さらに、ArcGIS Drone2Mapによって、データの編集や調整が容易になり、作業時間が短縮された。変更があればすぐに表示され、再処理や出力の必要がないため、チームはダイナミックな環境で仕事ができる。ArcGIS Drone2Mapを使って情報を抽出し、赤外線カメラで撮影できるGCP(地上基準点)を配置することで、地上に再投影することができる。また、ドローンで収集した画像の品質も格段に向上し、現場での画像収集もより簡単になった。「赤外線画像をArcGIS Drone2Mapに追加する際にGCPを配置しないと、赤外線カメラのGPSの精度はあまり良くありません。GCPの有無は重要な差です。同じヘリコプターで撮影した2つの画像を並べるには、地面に何かを置いてソフトウェア上で位置を合わせる必要がありました」。顧客からのフィードバックはとてもポジティブなものだった。氏は、「顧客にとっては大きな意味があります。『赤外線データや他の光学データなどを含むシンプルなモデルを作成し、サーマルエクステリアで熱画像を見たときに、その場所が正確にわかります』と言うと、顧客はとても喜んでくれます。非常に助かります」と語る。同社は今後もArcGIS Drone2Mapを活用して、顧客に優れた成果物を提供していきたいと考えている。「ArcGIS Drone2Mapは非常に信頼性が高く、顧客が必要に応じてデータを表示したり操作したりできるダッシュボードなどのカスタマイズした製品を展開することができます」と氏は語る。「私たちは、モデリング、プランニング、コラボレーションに大きな違いを感じています。また、画像、レポート、計画、提言、行動など、複雑な成果物の作成を可能にしてくれます。フリアーシステムズ社のハードウェアと完璧に連携し、想定されていることをすべて実行してくれる完璧なソフトウェアです」。1日がかりの処理業務が1〜3時間へ短縮高精度な成果物作成も実現活用事例

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