ArcGIS 事例集 Vol.19
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Case Studies Vol.1929商業用ゴミの収集ポイント市の委員会に提出されたゴミ収集マップ> 住民サービス > 地域政策■課題解決手法■効果■今後の展望できましたし、その場で簡単にマッピングできました」と語る。ドシートで管理をしていた市の道路と顧ングし、収集ルートの最適化とゴミ収集ポイントを特定した。また、商業地では住さず、駐車場の真ん中や、ビルや倉庫のる。そこで同市の職員はArcGIS Field ArcGISに顧客の住所をインポートすることで、収集ポイントが正確に特定され、ドライバーの収集ルートを合理化し、収集データ整備の第一段階として、スプレッ客の住所情報をArcGISでジオコーディ宅地と異なり、ゴミ収集日にゴミを道に出裏側に出すこともあり、収集ポイントを探す作業はドライバーにとってストレスになMapsを使用して、モバイル端末から各商業用ゴミが置かれている位置や状態などの空間情報を収集し、ArcGIS Onlineで即座にマップに反映させた。漏れを防ぐことができた。同市に将来的に住宅が建設され、さらに多くの土地が市に編入された場合でも、ArcGIS上で構築したマップに新たな住所データを重ねていくことで、ゴミ収集日に顧客のゴミを見逃すことが防げると考えている。同市は、住民の数が2倍に増加するまで廃棄物処理トラックの追加購入を検討していなかった。しかし、このプロジェクトのおかげで同局が市の委員会に対して提案する、長期的なゴミ収集需要増加に対する廃棄物処理トラックの追加購入案を正当化するのに役立った。「ゴミ収集の需要を地図上で視覚化したことで、我々が直面している問題を市の委員会に納得させることができました。市長や議会が新しい技術に対してオープンな姿勢だったことも成功の一因でした」と氏は語る。本プロジェクトによって、サービスの質を維持しながら少ない人員でより多くのゴミ収集エリアをカバーでき、苦情も最小限に抑えることができた。この結果は、市を成長させるためのさらなる目標を掲げる同市のリーダーたちを勇気づけた。今後、同市は、住民もゴミ収集区域を確認でき、リサイクルに関する情報を受け取り、毎日のゴミ収集状況をモニタリングできるような、一般向けのWebアプリを構築することを計画している。正確なゴミ収集ポイントの特定でゴミ収集のストレスを軽減活用事例

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