Case Studies Vol.1928組織名:Plant CityURL:https://www.plantcitygov.com/使用製品ArcGIS Desktop (ArcMap)ArcGIS OnlineArcGIS Field Maps課題・紙地図管理によるデータの不正確性・ドライバーの勘に頼る非効率な収集ルート・人口増加に伴う効率的なゴミ収集の需要把握導入効果・正確な住所データの把握・収集ルートの合理化ゴミ収集に使用していた紙地図海外事例PROFILE■ArcGIS採用の理由■概要■課題米国フロリダ州にあるプラントシティは、ヒルズボロ郡の東端に位置する人口4万人の郊外都市である。小規模な都市だが、州間高速道路4号線の4つの出口に囲まれ、タンパやレイクランドへは30分以内、オーランドへは1時間以内で通勤できる利便性の高い都市であるため、人口が増加し発展している。現在2,500戸の分譲地を建設中で、今後さらに2,000~3,000戸の住宅と800戸のアパートを建設する計画が進行しており、20年以内に市の規模が2倍になる見込みだ。同市では、将来の都市の成長を予測しながら、増加する倉庫や配送センター、商業施設から出る固形廃棄物(以下、ゴミ)収集ルート管理の方法と、作業員の配置を最適化する必要があった。固形廃棄物部門において、新たな自動ゴミ収集プログラムを推進するためにArcGISを活用した。これまで廃棄物処理局では、紙地図を使って各地域のゴミ収集日を決め、ドライバーはそれを見ながら独自のルートでゴミを収集していた。紙地図では、住所の記入漏れや間違いが起こるだけでなく、商業用のゴミ箱の追跡が困難であった。そのうえ、ドライバーが自身の記憶を頼りに収集ルートを決めていたため、町の端から収集をはじめたドライバーが、1日の終わりには町の反対側まで行ってしまうこともあった。同市は、収集効率を改善し、燃料費を節約しその分を住民に還元する必要があった。また、増加する住宅需要に対応するために土地の編入を続けつつ、限られた従業員と設備でゴミ収集サービスの質を維持するためのソリューションを模索していた。同市は、ゴミの収集は空間的な課題として地理的アプローチで解決する必要があると気づき、社内データのクリーンアッププロジェクトに最適なソリューションであるArcGISを採用した。GISコーディネーターのザック・クネゼビッチ氏は、「Esriのツールはユーザーフレンドリーで、ArcGISを使ったことがないスタッフでも、10分もあればデータのクリーンアップに活かせるようトレーニング都市の成長を助ける効率的なゴミ収集マッププラントシティ
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