ArcGIS 事例集 Vol.19
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Case Studies Vol.1926PROFILE問合せ先:下岡 隆治Email:info@catsjapan.comArcGIS ProArcGIS OnlineArcGIS Survey123ArcGIS Dashboards・イベント時の集計作業の自動化導入効果・事務作業の圧倒的な正確性向上と時短化・地域貢献効果の数値化URL:https://www.g-motty.net/menu/E-Mail:info@g-motty.net代表理事 下岡 隆治 氏組織名: 一般社団法人Catsジャパン住所:〒806-0059 福岡県北九州市八幡西区 萩原2丁目4-2-801使用製品課題導入パートナー企業組織名:一般社団法人G-motty住所:〒802-0062 福岡県北九州市小倉北区 片野新町2丁目1-4ちずあそびで使用したマップ(例)■概要■課題や得点集計等を行うが、ゲームの性質上、ゴール時刻に参加チームの帰還が集中するため、確認作業に携わるスタッフの負担が増え、参加者にも待ち時間が発生する等運営上の課題があった。これらの作業をリアルタイムかつ効率的に行うためArcGISを活用した。ArcGIS Survey123(以下、Survey123)やArcGIS Dashboards(以下、ダッシュボード)を活用して競技時間中に各チームのモニタリング、得点集計、ランキング、写真確認などができるようになり、ゴール後たった10分程度で表彰式を開催できるほど作業がスムーズになった。参加者と運営側のどちらにとっても無駄なく効率の良いシステムとなり、その利便性を享受している。今後は、さらにシステムを使いやすく発展させることや、他の分野での応用など利用価値を高めていくことを検討している。ちずあそびではゴール後に運営側での事務作業が一気に集中するため、一時的に人員の確保をしているが、それでもゴール後の表彰式開催まで参加者を長時間待たせてしまうという問題があった。そして運営側は競技中、チームがゴールするまでの間作業がなく、無駄な時間が存在していたため、その双方の問題を同時に解決する必要があった。また、ちずあそびでは参加費を一部払い戻しし、参加チームに当日のイベント開催エリア内で買い物やランチをしてもらう「お小遣いキャッシュバック」を実践している。しかし、参加チームがどコロナ禍以降、地域活性化と運動不足による健康の二次被害が社会問題化している。一般社団法人Catsジャパン(以下、Catsジャパン)はそれらを解決すべく、“地域と身体を元気にする”をミッションに掲げ、地域貢献型レクリエーション「ちずあそび」などのイベント企画・運営をしている。ちずあそびは、主に山間部で実施されることの多いロゲイニングを基に、地図を読み解く読図スキルやコンパスを使わずに、万人が手軽に楽しむことができ、さらに地域貢献の要素がプログラムとして加わったゲームイベントである。3~5人程度で1チームとし、事前に配布された紙地図とチェックポイント表を基に、イベントエリア内にあらかじめ設定されたチェックポイントを制限時間内で回ることが基本的なルールとなる。チェックポイントにはそれぞれ得点が定められており、時間内にいくつのチェックポイントを回れたかによってチームの合計得点を競う競技的な側面も持っている。チェックポイントを回ったかどうかを確認するため、各チームは到達したチェックポイントの写真を撮る。ゴール時には運営側が参加チームの写真確認地域イベントの運営にWeb GISを活用一般社団法人Catsジャパン

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