ArcGIS 事例集 Vol.19
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Case Studies Vol.1915サービスエリア図(Web版)サービスエリア内人口カバー率集計見通し解析標高断面図> 危機管理 > 通信■課題解決手法■効果■今後の展望・ センター内や販売店との情報共有のプ「サービスエリア図(Web版)」の作成タ(シェープファイル)をArcGIS ProにArcGIS Online上にWebマップとして共なく閲覧できるようにしている。ArcGIS Web AppBuilderを採用し、センArcGIS Proの解析ツールとESRIジャパ「基本統計データ」を活用して、サービスエリア内の市区町村別人口カバー率や面ラットフォームとして利用可能センターと販売店間で迅速な情報共有を図るため、ArcGIS Onlineを活用してWeb版のサービスエリア図を作成し、PCで閲覧できるようにした。外部委託業者が各中継局の諸元と実測データをもとにシミュレーション解析処理を行ったサービスエリアのポリゴンデー取り込み、タイルレイヤーに変換してから有することで、高速描画を実現し、ストレスサービスエリアのほか、センターが保有する全国約130箇所の中継局のポイントデータと、ArcGIS Living Atlasの全国市町村界ポリゴンデータもWebマップに追加した。Webアプリケーションの作成にはター内で要望の多かったウィジェットを追加した。サービスエリア内人口カバー率の集計ン データコンテンツ スターターパックの積カバー率など、さまざまな解析を行っている。サービスエリア内の人口カバー率を集計化することで作業効率の向上を図った。ArcGIS Onlineを活用して作成した「サービスエリア図(Web版)」は、センター内において、導入から運用開始に至する際には、将来推計人口メッシュポリゴンをサービスエリアポリゴンで面積按分し、人口カバー率を算出した。さらに、繰り返し行う解析処理については、ModelBuilder機能を活用して自動処理るまでに、紙地図からGISへの移行に対する理解とコンセンサスを得る際やデータ作成方法・運用フローを確立させる際に苦労はしたものの、運用開始後は問題なく稼働している。その結果、紙地図ではできなかった自由な縮尺での表示、住所検索、さまざまな情報との重ね合わせ表示が可能となった。また、サービスエリアの変更・追加が必要な場合でも、センター内で迅速にデータ更新を行うことができるため、常に最新情報の共有ができるようになったと高い評価を得ている。販売店からの問合せに対しても、業務の省力化につながり、センター内の課題であった業務の効率化に大きく貢献している。今後は3Dデータを活用し、中継局から目標物までの見通し解析や、標高断面図を作成して、サービスエリアの状況把握を行うことを検討している。センターは、この取り組みを情報共有や業務効率化の目的にとどめることなく、 ArcGISプラットフォームの豊富なアプリや解析ツールを利用して、活用の幅をさらに広げていく予定である。ArcGISプラットフォームで実現する業務効率化紙地図からWebマップへ活用事例

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