ArcGIS 事例集 Vol.19
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プラットフォームCase Studies Vol.1914PROFILEMCAアドバンス組織名:一般財団法人 移動無線センター住所: 〒163-1034 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー34F問合せ先:関東センター 利用推進部電話番号:03-5323-5510Email:mca-service@mrc.or.jphttps://www.mrc.or.jp/https://twitter.com/mrc_koho使用製品ArcGIS ProArcGIS OnlineArcGIS Web AppBuilderESRIジャパン データコンテンツ スターターパック課題・紙地図上のデータ更新に費用と時間がかかる・迅速・正確な情報共有が難しい導入効果・センターと販売店双方の業務効率化・サービスエリア変更時の迅速な対応一般財団法人 移動無線センター第二静岡中継局・ 自らの力でアプリ構築、データ更新を実現・ センター内外の情報共有のツールとして活用・ 豊富なデータ変換ツール・解析ツールが利用可能に一般財団法人 移動無線センター(以下、センター)は、全国に業務用無線通信サービス「MCA無線」を提供する財団法人である。MCA無線は、センターが管理・運営する耐災害性に優れた独自の無線通信網で構成されており、東日本大震災など数々の災害現場でも安定した通信サービスを提供できた実績を高く評価され、全国の行政機関・民間企業で導入されている。センターは2021年(令和3年)4月から新たに「MCAアドバンス」の通信サービスの提供を開始した。この新しいサービスの開始に際して多様な地理情報のプラットフォームとして利用できるArcGISを活用し、通信可能なエリア(以下、サービスエリア)を地図上に表示する「サービスエリア図」の作成と共有、およびサービスエリアの人口カバー率や面積カバー率等の状況分析・把握を行っている。■概要■課題■ArcGIS採用の理由ArcGISを基盤としたGISプラットフォームの特長ArcGISを基盤としたGISプラットフォームの特長これまでセンターでは、お客様のサービスエリアの状況を確認するサービスエリア図を紙で作成していた。しかし、紙地図であったために、確認したい場所を探す際に時間がかかり、サービスエリア拡大など、変更があったときに迅速な変更対応が難しく、地図の更新に多額の費用がかかるなどの課題を抱えていた。また、全国の各地域センターがそれぞれ異なる縮尺で地図を作成していたため、複数の地域センター間に跨るサービスエリア範囲を確認する際には多くの時間を要していた。さらに、全国の各地域センター間でのデータの情報共有を促進する必要があった。センターは、紙地図で運用されていたサービスエリア図の課題を解決するために、GISの導入を検討し、次の理由でArcGISの採用を決めた。・ センター内で迅速かつタイムリーにデータの更新が可能・ ArcGIS Living Atlasで公開されているデータを自由に利用可能・ ノーコードで自由にWebアプリケーションが作成・変更できるツールが豊富にある無線通信サービスエリアの状況把握と情報共有にArcGISプラットフォームを活用一般財団法人 移動無線センター

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