Case Studies Vol.20左図:新しいWeb GIS内の地図概要右図: 地図の縮尺に応じてさらに詳細な情報が表示されるArcGIS ProとArcGIS Utility Network:上下水道ネットワークのインフラストラクチャとデータ27> 住民サービス > 上下水道■効果■今後の展望ステップ1最初のステップでは、同社の既存のGISシステムをアップグレードするところから着手した。サーバーソフトウェアの再構成GISソリューションからJavaScriptベースのWeb GISアプリケーションへの移行実施ArcGIS Workflow Managerの設定ステップ2次のステップでは、システムの拡張、既存GISの新機能導入によるアップグレー求システム(SAP)、エンタープライズ リソース プランニングシステム、メンテナンス管理システム、資産管理システム等)との統合が行われた。また、データ収集にはArcGIS Field Mapsを、タスクの割1. ArcMapからArcGIS Proへの移行2. ArcGIS Utility Networkの導入と3. Microsoft SilverlightベースのWeb 4. エンドユーザーへのトレーニングの5. 新しいIT環境およびGIS環境でのド、モバイルGISアプリの完全実装、および他のITシステム(顧客ケアおよび請り当てにはArcGIS Workforceを導入する計画をたてた。このプロジェクトにより、既存のデータモデルとプロセスがArcGIS Utility Networkにアップグレードされたことで同社には多くのメリットがあった。● 設備・機器の種類を分ける定義の設定とそれらのコーディング、および大規模組織用に設計された非常に効率的でスケーラブルなインフラネットワークモデルの構築● インフラネットワークの構成要素(上下水道、電気)の接続性のモデリング● 地図の縮尺に応じて、複雑なオブジェクトや多数のオブジェクトを含むエリアを地図上にわかりやすく表現● インフラネットワークの仕様に応じて、複数の検証・確認ルールを設定し、データの一貫性の向上とデータ入力エラーの削減● 動的ネットワークモデルを含む高度な分析機能● 動的に生成されるネットワーク図を含む、インフラネットワークの包括的な表現今回導入したArcGISのソリューションは、同社の作業を迅速かつスマートにし、住民に高品質なサービスを提供することに役立っている。今後も同社はジオデータベースの管理とGISの仕様に関する深い専門知識を築き上げ、ブルガリアの上下水道会社の中でリーダーシップを発揮していく。ArcGIS Utility Network導入による組織の効率向上と高品質なサービス提供活用事例
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