ArcGIS 事例集 Vol.21
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Case Studies Vol.2141> 公益サービス > 通信■ArcGIS採用の理由■課題解決手法■効果■今後の展望Enterpriseを導入することで目的に応じプリケーションの利用が可能となった。特ことで、業務の効率化と顧客サービスの向チュニジアテレコムはArcGISを導入するじる不便や問題点を定義した。これにより、顧客のライフサイクル全体での手動処ためて認識した。Enterpriseを基盤として、カスタムアプリ「タリは、顧客が利用申し込みをすると即座にチュニジアテレコムは、これらの課題を解決するため、ArcGIS Enterpriseを包括的なシステムとして導入した。ArcGIS たWebアプリケーションや地図の作成、デスクトップおよびフィールドモバイルアに、ArcGIS Workforce、ArcGIS Field Mapsなどのアプリケーションを活用する上を図った。前に、まずは主要なパフォーマンス指標と顧客が製品やサービスを利用する際に感理の削減と、フロントラインと技術チーム間のSLAおよびOLAの確立の必要性をあら次に、注文処理とサービス依頼のタイムラインの改善に取り組むためArcGIS グティア(Taghtia)」を開発した。このアプサービス提供の可否を判断できる。またこのアプリのポイントは、顧客の位置情報を一意に識別するために開発した顧客位置識別子システム「マイアドレス(MyAddress)」がサービス提供プロセス全体を通じて使用されている。顧客が苦情を申し立てることができる機能も備えており、その情報がオペレーションチームに即座に共有される。そしてその解決状況がダッシュボードで確認できるようになった。さらに、ArcGIS Workforceを活用することで、設置や修理のワークフローを簡素化した。これにより、チームは新規注文情報、顧客の苦情内容、修理などの項目を迅速かつ容易に作成、発行、追跡、更新、照合することができるようになった。 ArcGIS Enterpriseの導入により、チュニジアテレコムは以下の目標を達成した。・ 固定ブロードバンドのオンライン注文における顧客満足度が89%から95%に向上・ 顧客の位置情報のサービス提供可否の評価時間が平均50時間からわずか数分に短縮・ 顧客の接続時間(顧客が新しい要望をリクエストしてからそのサービスが利用可能になるまでの時間)が3日以上から24時間未満に短縮このように、同社はカスタマーエクスペリエンスと業務効率を向上させ、顧客満足度の向上を実現した。また、ArcGIS Workforceを活用することで、チームは地域内のすべての作業の状況と進捗をダッシュボードで簡単に監視できるようになった。これにより、業務の効率化と顧客サービスの向上に寄与した。チュニジアテレコムは、今後もArcGIS Enterpriseを活用し、業務の効率化と顧客サービスの向上を図っていく。特に、顧客のライフサイクル全体での手動処理の削減と、フロントラインと技術チーム間のSLAおよびOLAの確立を継続的に進める。また、新しいサービスやアプリの導入を通じて、カスタマーエクスペリエンスの向上を図る予定である。さらに、データ分析と可視化の業務にも活用し、業務の最適化と意思決定の迅速化を目指している。チュニジア最大の通信事業者がGISでカスタマーエクスペリエンスを向上活用事例

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