ArcGIS 事例集 Vol.21
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Case Studies Vol.2135GIS情報共有マップポータル防災マップ> ビジネス > 道路■効果■今後の展望ブログ感覚で作成・編集することができた。らリリースまでの時間が従来に比べ大幅「GIS情報共有マップポータル」のトップ「地震動予測マップ」では、どの事務所が管ルサイトのトップページやカテゴリページを開発面では、アプリケーションの計画かに短縮され、低コストで開発できるようになった。ユーザー側では今まで可視化されていなかったさまざまな業務を可視化・DX化でき、高速道路の安全性や快適性、関連業務サービスの向上につながっている。ページには各業務に対応したマップが一覧表示され、誰でも分かりやすくアクセスできる。Webアプリの1つであるダッシュボード機能を活用することで、業務の状況をタイムリーに可視化し、管理することが可能となった。轄する道路施設(橋梁、跨道橋、トンネル、等)がどこに位置し、どれぐらいの地震リスクがあるのかがひと目で分かるようになった。「申し出対応履歴ダッシュボード」では敷地と私有地の境界の草木等についての申し出を管理している。データのフィルタリングや検索が直感的に操作でき、私有地に入り込んだ草木の草刈りなど迅速に対応することが可能となった。ユーザー部署ではお客様対応の品質向上につながったと実感を得ている。「ワイヤーロープ接触事故ダッシュボード」は事故地点をマップ化し、ヒートマップ表現を行うことで事故多発地点を容易に把握することができ、同じ画面でその属性から原因究明や対策の洞察を得るツールとなっている。利用ルール、運用方法が確立したことでグループ各社が自らマップを構築し、対応するWebアプリケーションを実装する取り組みに発展している。今後は、ArcGISのダッシュボード機能やその他のノーコード開発手法をさらに活用し、より一層の業務全般の効率化を図る予定である。「防災マップ(仮称)」では、リアルタイムデータ(事象報告データ、気象、ライブカメラ、車両プローブデータ)を活用し、スマートフォンとの連携、SaaSや既存サービスおよび他組織とのAPI連携を目指している。NEXCO西日本グループは、今後も迅速で的確な状況把握により高速道路の安全性・快適性の向上を続けていく。アプリケーションの計画からリリースまでの時間を大幅に短縮さまざまな業務で高速道路の安全性・快適性を支援活用事例

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