ArcGIS API for JavaScript™ インストール ガイド


ArcGIS API for JavaScript™ のライブラリのインストール

ArcGIS API for JavaScript をインストールする前に ライセンス契約書 をご確認ください。 本インストール ガイドでは、ArcGIS API for JavaScript のライブラリを IIS Web サーバの以下の場所にダウンロードすることを前提としています。

http://<myserver>/arcgis_js_api/library/2.8/jsapi/
※<myserver> とは、Web アプリケーションを開発する Web サイトのドメイン名です。

Web サーバにファイルをコピーした後、いくつかのファイルに含まれる URL のサーバ名とディレクトリ名を編集する必要があります。

ArcGIS API for JavaScript 2.8 は 2 つの ビルド(通常ビルドとコンパクト ビルド)を含んでいます。コンパクト ビルドは、Dojo dijits に依存しているものを取り除き、必要のない ArcGIS API for JavaScript クラスを最小限にしています。詳細は、マニュアル をご参照ください。

サーバの構成や Web サーバによって、手順が若干異なる場合がありますが、インストールのプロセスは同じです。

  1. ¥arcgis_js_api¥library に含まれるすべてのファイルを、Web サーバにコピーします。本インストール ガイドでは、以下にコピーします。

    C:¥Inetpub¥wwwroot¥arcgis_js_api¥library

  2. 注意:SDK は別の圧縮ファイルに含まれています。API リファレンス、サンプル、ヘルプが必要な場合は、ArcGIS JavaScript API SDK のインストール をご覧ください。

  3. 自身の Web サーバを指し示すように JavaScript ファイルを設定します。
  4. 通常ビルドの設定オプション:

    コンパクト ビルドの設定オプション:


  5. ハンドラを配置します。ArcGIS API for JavaScript は複数の JavaScript ファイルを流します。すべての JavaScript コンテンツを送信する 1 つの URL を持つために、適切なファイルをブラウザに同時に流すハンドラを配置する必要があります。ライブラリ内のディレクトリは、3 つのハンドラを含んでいます。IIS では Default.ashx を、Tomcat のような Java アプリケーション サーバでは index.jsp を使用します。

    注意:ハンドラはバージョン 2.0 で変更されています。ハンドラの旧バージョンをインストールした場合は、2.0 用に変更する必要があります。

    たとえば、IIS に配置するには、Default.ashx を含むように既定のコンテンツ ページを変更する必要があります。

    ステップ(IIS 6 の場合):
    • IIS Manager を起動します。
    • Default.ashx を含むファルダに移動します(例えば、C:¥Inetpub¥wwwroot¥arcgis_js_api¥library¥2.8¥jsapi)。
    • 右クリックして、プロパティ ダイアログを開きます。
    • ドキュメント タブをクリックします。
    • [既定のコンテンツ ページを有効にする] がチェックされているのを確認します。
    • [追加] をクリックします。
    • "Default.ashx" と入力します。
    • [OK] を押して、終了します。

    ステップ(IIS 7 の場合):
    • IIS Manager を起動します。
    • Default.ashx を含むファルダに移動します(例えば、C:¥Inetpub¥wwwroot¥arcgis_js_api¥library¥2.8¥jsapi)。
    • 機能ビューの画面で [既定のドキュメント] をダブルクリックして開きます。
    • [操作] パネル内で、"無効にする" と表示されているのを確認します。これは既定のドキュメントが有効であることを示します。
    • [追加...] をクリックします。
    • "Default.ashx" と入力します。
    • [OK] を押して、終了します。
  6. 注意:IIS7 では、ハンドラを配置した後、エラー 403 または 404 が表示される場合があります。この場合、ASP.NET も有効にする必要があります。Windows 7 では、コントロール パネル > プログラムと機能 > Windows の機能の有効化または無効化 でこの機能を有効にできます。インターネット インフォメーション サービス > World Wide Web サービス > アプリケーション開発機能 を展開し、ASP.NET を有効にします。

  7. 以下のURL を使用して、Web サーバから ArcGIS API for JavaScript ライブラリにアクセスします:

    http://<myserver>/arcgis_js_api/library/2.8/jsapi/ および http://<myserver>/arcgis_js_api/library/2.8/jsapicompact/

  8. ArcGIS Services Directory の "表示: ArcGIS JavaScript" URL を変更します。 その方法は、ArcGIS Server REST SDK の"Configuring the REST API"に記述されています。ArcGIS Server REST SDK は、Windows では、<ArcGIS インストール フォルダ>¥DeveloperKit10.0¥Help¥REST¥index.html から参照できます。または、スタートメニュー > すべてのプログラム > ArcGIS > Developer Help > ArcGIS Server REST SDK からアクセスします。
    • .NET の "Configuring the REST API" セクションをクリックし、詳細なパラメータ値の情報について調べます。
    • C:¥Inetpub¥wwwroot¥ArcGIS¥rest¥rest.config でパラメータ <ArcGIS><ArcGISCSS> を自身のサーバを指すように変更します。
      http://<myserver>/arcgis_js_api/library/2.8/jsapi?v=2.8
      http://<myserver>/arcgis_js_api/library/2.8/jsapi/js/dojo/dijit/themes/tundra/tundra.css
  9. インストールのテストを行います。ArcGIS API for JavaScript ライブラリが有効かどうか確認するために、以下のテスト コードを使用します。

テスト コード

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd">
<html>
  <head>
    <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8"/>
    <title>Simple Map</title>
    <link rel="stylesheet" type="text/css" href="http://<myserver>/arcgis_js_api/library/2.8/jsapi/js/dojo/dijit/themes/tundra/tundra.css">
    <script type="text/javascript" src="http://<myserver>/arcgis_js_api/library/2.8/jsapi/"></script>
    <script type="text/javascript">
      dojo.require("esri.map");
      function init() {
        var myMap = new esri.Map("mapDiv");
        //インターンネットに接続できない場合は、ローカルのキャッシュサービスの URL を指定してください。
        var myTiledMapServiceLayer = new esri.layers.ArcGISTiledMapServiceLayer("http://server.arcgisonline.com/ArcGIS/rest/services/World_Street_Map/MapServer");
        myMap.addLayer(myTiledMapServiceLayer);
      }
      dojo.addOnLoad(init);
    </script>
  </head>
  <body class="tundra">
    <div id="mapDiv" style="width:900px; height:600px; border:1px solid #000;"></div>
  </body>
</html>

ArcGIS API for JavaScript SDK のインストール

ArcGIS API for JavaScript SDK を Web サーバ ディレクトリにすべてコピーできます。この SDK は ArcGIS Resource Center で取得できるバージョンと同じです:

http://help.arcgis.com/en/webapi/javascript/arcgis/

  1. ¥arcgis_js_api¥sdk に含まれるファイルのすべてを、Web サーバにコピーします。本インストール ガイドでは、以下にコピーします。

    C:¥Inetpub¥wwwroot¥arcgis_js_api¥sdk

  2. Web ブラウザから以下のページにアクセスします。

    http://<myserver>/arcgis_js_api/sdk/index.html