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商圏分析

商圏分析とは、国勢調査データなどの統計指標や顧客データなどを活用して、自社店舗や出店候補地周辺の市場ボリュームや地域特性を把握するために行う分析です。これらの分析結果は、出店戦略や販促戦略、リテールサポートなど、企業のマーケティング戦略を構築するための材料として利用されます。最も基本的な商圏分析のステップとしては、以下のものが挙げられます。

①自社データのマッピング

自社店舗や競合店舗の住所情報などをもとに、地図上に展開することで、自社と競合店との関係を俯瞰することができ、商圏分析を進める上での第一歩となります。同様に顧客データを、住所情報や郵便番号を用いて取り込むことで、顧客データを使用した分析を進めることができます。

商圏分析|自社データのマッピング

②商圏範囲の把握

商圏分析をはじめるには、まずは自社の商圏を正しく把握する必要があります。顧客データを所有している業態であれば、顧客データをもとにして店舗の実勢商圏を作成することで商圏範囲を確実に把握できます。

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また、新規店舗や顧客データをお持ちでない業態の場合は、仮想の商圏を設定する必要があります。その場合も、単純な半径 1km・2km の円商圏以外に、道路時間で 5 分・10 分圏など、自店舗に最適な商圏を選択する必要があります。

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③商圏情報の集計

商圏を設定した後に、商圏特性を把握するために商圏内の統計情報を集計します。代表的な統計情報である国勢調査データを使用すると商圏内の人口や世帯の特性を把握できます。さらに、年収推計データなどを活用することで、商圏内の富裕度特性なども把握可能です。商圏特性に応じて商品の品揃えの検討などを行います。

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④商圏レポートの作成

集計した商圏情報と地図を商圏レポートとして作成することで、商圏特性がより容易に把握できるようになります。年代別人口レポートや住宅世帯レポートなど、自社の業態や目的に応じたレポートを作成することが重要です。

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⑤商圏分析結果の共有

商圏分析の結果は、最終的には経営層などの意思決定者に情報共有する必要があります。その際、従来どおり、紙で印刷して配布することもできますが、ArcGIS Online などのクラウド GIS を活用することで、Web ブラウザを通じた効率的な情報共有を実現できます。

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商圏分析の応用例

売上予測・需要予測

売上予測・需要予測

店舗の需要予測や売上予測を行う上で、競合店の影響を加味する必要があります。商圏分析において競合店情報を集計することに加え、ハフモデル分析重回帰分析を行うことで、より高度な分析が可能になります。

販促分析

販売促進計画での活用

店舗活性化のためにチラシ配布やポスティングなどの販売促進を行います。商圏分析を行うことで、効率的にターゲット層にリーチするための販促エリアの抽出を行い、販売促進における費用対効果(ROI)を向上させます。

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