日本の投影法パラメータ集(*.plbファイル)


作成日 2002年10月01日
必要モジュール:Essentials以上


Question:

より効率的に日本で使用される投影法を扱いたい。


Standardタブ:

ERDAS IMAGINEはデフォルトでは日本で良く使用される投影法が、Projection ChooserのStandardに登録されていません。これを使用する場合、Customタブから、手動でパラメータを設定する必要があります。

例えば、緯度経度で、Bessel楕円体、Tokyoデータムを使用する場合等がこれに該当します。

通常はこれでも問題は無いのですが、IMAGINEの一部の機能は、「Standard」タブに登録された投影情報しか使用できないものがあります。例えばDataPrepのReproject Images等がそれに該当し、 バッチで投影変換するような場合、「Standard」に投影を定義しておく必要があります。

Standardに投影を登録しておく必要がある機能

  • DataPrepのReproject Images
  • Image Command Tool

Standardタブに表示される投影法は、<IMAGINE_HOME>/etc/Projections/ 以下に *.plbファイルとして実装されています。ここに*.plbファイルを配置することで、投影法の選択が可能となります。

 

*.plbファイルのダウンロード:

右クリックし、ファイルをダウンロードして上記ディレクトリに配置してください。なお、Windowsユーザ様向けに、インストーラ版も用意しております。(後述)

<IMAGINE_HOME>/etc/Projections/

また、japan_grs1980_jgd2000.plbを使用する場合、IMAGINE8.5以下では、デフォルトでは"JGD2000"データムが定義されていませんので、以下のファイルを、<IMAGINE_HOME>/etc/spheroid.tab に上書きする必要があります。(spheroid.tabをカスタマイズしている場合は、上書きをせず、spheroid.tabを修正する必要があります。詳しくはこちらをご参照ください。)

<IMAGINE_HOME>/etc/spheroid.tab

  • spheroid.tab (Windows/UNIX共通 ERDAS IMAGINE8.5 以下限定

 

Windows用の*.plbファイルのインストーラ:

Windows用のインストーラをご用意いたしました。上記ファイル群をより簡単にインストールして頂けます。

なお、本インストーラはspheroid.tabを含まないものと、含むものが存在します。spheroid.tabを含むもの(japanplb_spheroid85.exe)はIMAGINE8.5以下にのみ使用してください。

デフォルトインストールディレクトリはC:\Program Files\IMAGINE 8.5\ となっています。これ以外のディレクトリにIMAGINEをインストールしている場合は、ディレクトリの変更を行ってください。ディレクトリを変更することで他のバージョンのIMAGINE(8.4など)にもインストールしていただくことが可能です。

上記インストーラでインストールされるファイル

  • japan_bessel_tokyo.plb
  • japan_bessel_tokyojapan.plb
  • japan_grs1980_jgd2000.plb
  • spheroid.tab (japanplb_spheroid85.exeのみ)

インストールの確認:

IMAGINEを起動し、Data Prep | Reproject Images を起動し、Categories:にJapan(Bessel/Tokyo)など、下記三つのカテゴリが追加されていれば正常にインストールされています。もし、インストーラを使用して上手くインストールできない場合は、直接*.plbファイルを所定の場所に保存してください。

 

追加される投影法:

追加されるのは、以下の新規カテゴリです。

  • Japan (Bessel/Tokyo)
  • Japan (Bessel/Tokyo_Japan)
  • Japan (GRS 1980/JGD2000)

それぞれのカテゴリ内に、以下のような投影法を定義しています。

  • Geographic Lat/Lon (緯度経度)
  • UTM5X (UTM)
  • JPCS zoneXX (平面直角座標系/公共座標系/19座標系)

 

 

各カテゴリのJapanの後に続くキーワードは SpheroidDatumになります。

Categories
説明
Japan (Bessel/Tokyo)

Bessel楕円体における、NIMA規定による 「Tokyo」のシフト量(単位:m):

△XO = -148    △YO = 507    △ZO = 685

Japan (Bessel/Tokyo_Japan)

Bessel楕円体における、 日本の公共測量作業規程で定義されている「Tokyo_Japan」のシフト量(単位:m):

△XO = -147.54  △YO = 507.26  △ZO = 680.47

Japan (GRS 1980/JGD2000)

GRS 1980楕円体における、世界測地系での 「JGD2000」のシフト量(単位:m):

△XO = 0  △YO = 0  △ZO = 0

※回転はいずれも0

用途に応じて、適切な投影法をご利用ください。

 

平面直角座標系/公共座標系/19座標系に関して:

IMAGINEで公共座標系(直角座標系・19座標系)を設定するには Projection Editor内でProjectionをTransverse Mercatorとします。
メルカトル図形のひずみを解消するために、内部の設定は中央子午線の実長1に対し、 0.9999に縮小して計算されるため、IMAGINEでは下のように Scale factor at central meridian :0.9999 と入力します。

例えば、第IX系(緯度経度系で36度、139度50分)であれば Longitude of central meridian :139:50:00.000000 E、Latitude of origin of Projection :36:00:00.000000 N と設定します。

上記*.plbファイルをインストールすることで、これらを手入力することなく使用することが可能です。


第9系の例

以下は、日本の各19座標系の位置座表です。(JPCS zoneXX が系番号となります。) 5x帯となっているのはUTMのゾーンになります。

系番号 原点の緯度 適用範囲
および経度
T 33度 長崎県、鹿児島県(27〜32、128.18〜130)
129度30分
U 33度 福岡県、佐賀県、熊本県、宮崎県、鹿児島県(T系以外)
131度
V 36度 山口県、島根県、広島県
132度10分
W 33度 香川県、愛媛県、徳島県、高知県
133度30分
X 36度 兵庫県、鳥取県、岡山県
134度20分
Y 36度 京都府、大阪府、福井県、滋賀県、三重県、奈良県、和歌山県
136度
Z 36度 石川県、富山県、岐阜県、愛知県
137度10分
[ 36度 新潟県、長野県、山梨県、静岡県
138度30分
\ 36度 東京都(]W、][、]\系以外)、福島県、栃木県、茨城県
139度50分 埼玉県、千葉県、群馬県、神奈川県
] 40度 青森県、秋田県、山形県、岩手県、宮城県
140度50分
]T 44度 小樽市、函館市、伊達市、胆振支庁有珠郡、虻田郡、桧山支庁
140度15分 渡島支庁、後志支庁
]U 44度 札幌市、旭川市、稚内市、留萌市、美唄市、夕張市、岩見沢市
苫小牧市、室蘭市、士別市、名寄市、芦別市、赤平市、三笠市
滝川市、砂川市、江別市、千歳市、歌志内市、深川市、紋別市
142度15分 富良野市、登別市、恵庭市、石狩支庁、網走支庁紋別郡、
上川支庁、宗谷支庁、日高支庁、胆振支庁(有珠郡、虻田郡以外)
空知支庁、留萌支庁
]V 44度 北見市、帯広市、釧路市、根室市、根室支庁、釧路支庁
144度15分 網走支庁(紋別郡以外)、十勝支庁
]W 26度 東京都(北緯28度以南、東経140度30分以西)
142度
]X 26度 沖縄県(東経126度〜130度)
127度30分
]Y 26度 沖縄県(東経126度以西)
124度
]Z 26度 沖縄県(東経130度以東)
131度
][ 20度 東京都(北緯28度以南、東経140度30分以西)
136度
]\ 26度 東京都(北緯28度以南、東経140度30分以東)
154度

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