|
|
|
|
||||
|
自然環境GISデータを利用したい場合、多くは1から自前で作ることになる。これは自分の必要とするデータが存在しないことが特に自然環境の分野で多いからかもしれない。 データ入力作業はとにかく1にも2にも根気と忍耐が要求される。ある国内の大学の先生はポリゴンデータ、つまり面的な広がりを持ちながらお互いの境界線が接するようなデータ(植生図や地形分類図など)の入力を極めた学生には「ポリゴニスト」という称号を授与なさり、その労と技術力をねぎらっているそうだ。ちなみにそうしたポリゴニストの方たちは卒業後は優秀な研究者やコンサルタントとしてご活躍されていらっしゃるとのことなので、優秀な人材の目安となる称号なのかもしれない。 自然環境GISデータを作成するにあたって、GISデータ入力は極めてハードルの高い作業なのだ。GISデータ作成はエラー発生との戦いである。データ作成の段階でデータエラーを完全に防ぐことはできない。またエラーを持ったデータを使うと、正しくない面積値や周縁長や形状指数を返す恐れがある。そのような場合は、多大な労力を投じてGISデータ化した意味が損なわれるかもしれない。 私がGISデータ作成を始めた時はGISデータ作成経験が豊かなGISコンサルタントの方が身近にいたおかげで、データのエラーを低減させる方法や、エラーを発見し修復する方法や、ArcInfo、ArcEditorでないとできないこと、ArcViewとサードパーティから出ているエクステンション(例えばET GeoTools)で何とかなることなどを教えていただくことができた。 良質なGISデータの公開はGISを利用する者にとっては切実な問題だ。GISデータ作成に携わる人にはデータの品質管理に関する何らかの形のトレーニングを受ける機会が提供されるべきと思うし、既にご自身は「ポリゴニスト」の域に到達したと思われる方はぜひともその奥義を周囲と共有化していただきたいものである。 ところでESRIジャパンではGISデータを作成するための講習会を用意している。データ構築に関する基本知識を演習中心に学習できようになっている。 関連リンク |
|
|||||||||||||||||||||||