ArcPad 7.1 : ArcPad AXFファイルについて

はじめに

ArcPad 7.1 から新たに採用された、「Miccrosoft SQL Server Compact Edition」のデータベースであるAXF(ArcPad Exchange Format)ファイルは、フィールド調査でのより高度なデータの参照と編集など、ArcPadの活用の可能性をより高めるデータフォーマットです。AXFファイルは、「ArcPad Tools for ArcToolbox」または、ArcPad Data Manager for ArcGIS Desktop」のいずれかのツールにより作成することができます。

概要

ここでは、ArcPad AXFファイルについてのデータの概要やAXFを利用する上での利点等について説明します。

AXFファイルとは

1. AXFファイルは、「Microsoft SQL Compact Edition」リレーショナルデータベースです。

2. AFXファイルを使用するには、使用するデバイスに「MicroSoft SQL Compact Edition」ランタイムをインストールする必要がありますが、ランタイムはPCへのArcPadのインストール時に自動的にインストールされます。モバイルデバイスへの「Microsoft SQL Compact Edition」ランタイムは、ArcPad Deployment Manager によるPCからモバイルデバイスへのArcPadインストール時に、同時インストールしてください(詳しくは、ArcPad 7.1インストールガイドを参照ください)

 

AXFファイルを使用する利点とは

1. シングルファイル

一つのAFXファイルには、複数のフィーチャクラス(またはフィーチャテーブル)、複数フィーチャレイヤ
およびそれらのリレーションシップテーブル、カスタマイゼイション、投影情報、また上記フィーチャクラスやフィーチャテーブルに関連するその他のデータを含むことができます。扱いは、一つのシェープファイルを扱うのと同様であるため、扱いも非常に簡単です。

2. メモリーの節約

AXFファイルを使用することでデータ容量を軽減することができるため、モバイルデバイスにおけるメモリーへの負担を軽減することが可能です

3. リレーションシップのサポート
AFXファイルでは、 サブタイプ、ドメイン(コード値ドメインおよび範囲ドメイン)、リレーションシップテーブルをデータベースレベルでサポートします(一方、
シェープファイルでは、スクリプトやそれ用のフォームを準備する必要があります)。

4. 編集時のパフォーマンスの向上
AXFファイルでは、フィーチャの編集時に空間および属のインデックスをon-the-flyにより維持することができるため編集のパフォーマンスがシェープファイルよりも優れています(シェープファイルでは、編集時に、空間およびと属性のインデックスを一旦削除し、編集終了時に再び構築する)。

5. パスワード設定
AXFファイルの展開にパスワードを設定することができるため、、データへ不要な編集や情報の流出等を防ぐことができます。

シェープファイルとの比較

以上のように、AFXFファイルは、いくつかの面でシェープファイルよりも優れている一方、フィーチャへの編集の必要がない場合、シェープファイルの方が(空間および属性インデックスがある場合)、AXFファイルよりも表示パフォーマンスに優れています。このため、容量が大きなデータを読み取り専用の背景図等として使用する場合には、AXFファイルよりもシェープファイルの方が適しています。

 

関連情報

「Microsoft SQL Server Compact Edition」の詳細情報
http://www.microsoft.com/japan/sql/editions/compact/default.mspx


作成日:2008/05/01
ESRIジャパン株式会社