更新日 2005年10月06日
作成日 2005年02月24日


ArcGIS9.0 の WindowsXP SP2 サポートに関して

(2005年4月1日 米国ESRI社発表)


ArcGIS9.0製品 (ArcReader, ArcView, ArcEditor, ArcInfo Desktop, ArcInfo Workstation, ArcIMS, ArcGIS Server, およびArcGIS Engine)は、動作環境がWindowsXP SP2 である場合の使用に関して、制限付きでサポートします。
いくつかの既知の使用制限には、以下のような回避策があります。

なお、ArcGIS8.3 製品のWindowsXP SP2は、サポートされておりません。

 
 
  全般 ArcGIS Desktop
  ArcGIS Server
ArcIMS
  ArcSDE *    


*ArcSDEでは動作環境プラットフォームとして、WindowsXPをサポートしておりません。


全般 (インストール、ライセンスマネージャ)

  1. 特定の環境にArcGIS9.0 をインストールするときに起こる一般的なエラー

    (A) WindowsXP SP2 で AMD64 チップを搭載したマシンにArcGIS9.0をインストールした場合、Regsvr32 がロックされ「Error 1904」が発生し、.dll類の登録に失敗します。


    マイクロソフト社は、WindowsXP SP2のリリースによって、AMD社やIntel社の新しいシリーズのプロセッサの特徴であるDEPに対応しました。DEPとは、悪性のコードを実行する攻撃に対してその実行を防止するために、データ記憶域としてマーキングされたメモリ領域のチェックを実行する機能でハードウェアとソフトウェアをセットにして実行する技術です。


    回避方法
    DEPを無効にし、ArcGIS9.0 をインストール後、有効します。

    詳細については、こちらを参照してください。


    代替方法
    WindowsXP SP2 のアンインストール後、ArcGIS9.0のインストールを行う。


    エラーメッセージ

    『Error 1904: failed to register c:\Program Files\ArcGIS\Bin\xmlsupportui.dll or 3dsymbolsui.dll』


    (B) 製造元がインテル社であり、WindowsXP SP2 がプレインストールされたOEMのマシンに、ArcGISをインストールした少数のユーザから問題が報告されています。
    そのため、マイクロソフト社と協力し、このような問題について検証しましたが、OEM の WindowsXP SP2 のマシンの少数に、このエラーが発生することがわかりました。しかし、現時点では回避することが出来ない状況です。
       

  2. ライセンス マネージャに関する問題

    WindowsXP SP2 では、デフォルトでICFの機能が有効になりました。

    回避方法
    ポートを再解放し、ArcGIS8.x、ArcGIS9.0 とLicense Managerを接続可能にする必要があります。
    ポートを再解放する手順の詳細は、以下をご参照ください。
    WinwodsXP SP2にライセンスマネージャをインストールする場合のICF(Internet Connection Firewall)の設定は、こちらを参照してください。

    ラインセンス マネジャに関する問題は、8.x と 9.xの両方のライセンスマネージャに影響します。
    そのため、ライセンスマネージャで管理されているArcGIS Desktop 8.x と 9.0、フローティングのArcInfo Workstation 8.x と 9.0、ArcSDE 8.xとArcIMS、ArcMap Server 4.xの製品にも影響します。

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ArcGIS Desktop(ArcView,ArcEditor,ArcInfo)

  1. ArcGIS9.0 3D AnalystのArcGlobeおよびArcSceneアプリケーションのアニメーション マネージャにおいて以下の問題が確認されています。

    (A) ArcGlobeおよびArcSceneアプリケーションにおいて、アニメーション トラックが作成されていない状態で [アニメーション マネージャ]を表示するとエラーが発生する。

    問題が発生する手順
    (1) ArcGlobeまたはArcSceneを起動します。
    (2) (何もデータが追加されていなければ)任意のデータを追加します。
    (3) [アニメーション]ツールバーを表示します(メニュー バーの空白部分で右クリックして、ドロップ ダウン メニューから[アニメーション]を   選択します)。
    (4) [アニメーション マネージャ]を表示します([アニメーション]>[アニメーション マネージャ])。
    (5) アプリケーション エラーが発生します。

    対処方法
    ArcGIS Desktop 9.0 Service Pack 3を充ててください。
    またはアニメーション マネージャを表示する前にアニメーション トラックを作成しておいてください。


    (B)ArcGlobeおよびArcSceneアプリケーションにおいて、[アニメーション トラックのバインド]ダイアログボックスの[閉じる]ボタンをクリックするとエラーが発生する。

    問題が発生する手順
    (1) ArcGlobeまたはArcSceneを起動します。
    (2) (何もデータが追加されていなければ)任意のデータを追加します。
    (3) [アニメーション]ツールバーを表示します(メニュー バーの空白部分で右クリックして、ドロップ ダウン メニューから[アニメーション]を 選択します)。
    (4) [ビューをキャプチャ]ツールをクリックします。
    (5) [アニメーション マネージャ]を表示します([アニメーション]>[アニメーション マネージャ])。
    (6) [トラック]タブをクリックします。
    (7) [バインド]ボタンをクリックして、[アニメーション トラックのバインド]ダイアログボックスを表示します。
    (8) [閉じる]ボタンをクリックします。
    (9) アプリケーション エラーが発生します。

    対処方法
    ArcGIS Desktop 9.0 Service Pack 3を充ててください。

  2. Windowsまたはサービスパックのインストールが不完全であることに起因した問題が発生すること稀にあります。
    このような場合は、問題を解決するためにシステムファイルを修復してください。

  3. Windows XP SP2のインストール後に、AMLをベースとしたスクリプトツールが実行されない。
    この問題はRunAMLasExecutable.regを実行した後でも発生します。AMLスクリプトを実行すると以下の何れかの問題が発生する可能性があります。

    (A) 空のDOSウィンドウが表示されるが、何も起こらずスクリプトが実行されない。
    (B) スクリプトの進捗状況を示すダイアログボックスが表示されるが、何も起こらずスクリプトが実行されない。

    対処方法
    (1) RegisterAMLasExecutable.regファイルを検索する(通常は、C:\Program Files\ArcGIS\ArcToolbox\Scriptsフォルダにあります)。
    (2) このファイル上で右クリックして、「編集」をクリックする。
    (3) 「@="arc.exe \"&run\" %0 %*」の「arc.exe」の部分をフルパスに変更する。

    例えば、arc.exeのパスが「C:\arcgis\arcexe9x\bin\arc.exe」の場合、以下のように置き換えます。
    @="\"C:\\arcgis\\arcexe9x\\bin\\arc.exe\" \"&run\" %0 %*"

    すべての「"」や「\」の前にエスケープ文字「\」を入れてください。

    修正後にファイルをダブルクリックすると、情報をレジストリに追加するか聞かれますので、[OK]をクリックしてください。情報が正しく入力されたというメッセージが表示されたら[OK]をクリックしてください。

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ArcGIS Server

  1. WindowsXP SP2に更新した場合、[Windows ファイアウォール]がインストールされ有効になります。
    デフォルト設定のままでは、ファイアウォールにより、ArcGIS Serverへの接続がブロックされます。
    これを回避するためには、ファイアウォールの設定に例外を追加します。
    この方法については、こちらを参照ください。(ユーザサポート専用ページの為、パスワード要)
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ArcIMS

ArcIMS9.0 Service Pack3が必須です。

  1. WindowsXP SP2ユーザは、ArcIMS9.0及びArcIMS9.0 Service Pack 1を使用すると下記の問題が発生します。

    A. CQ00249542 - Service Administrator: ArcIMSサービスを作成できない。
    B. CQ00249545 - Javaカスタム ビューア 及び Javaスタンダード ビューア: 個別属性検索結果の表示に問題が生じる。
    C. CQ00249551 - JSP Viewer: サービスを追加した時、凡例フレームが更新されない。

    回避策
    ArcIMS 9.0 Service Pack3をインストールすることにより、これらの問題は解決されます。


  2. WindowsXP SP2上でArcIMS9.0を使用している場合、Service Administratorにて、フィーチャ、メタデータ、イメージのいずれのサービスも作成できない。

    詳細
    サーバOSがWindowsXP SP2において、ArcIMS Serivce Administratorを使用してイメージ、フィーチャ、メタデータのいずれかのサービスを作成しようとすると、下記のエラーメッセージが表示されてサービスを作成できない。
    "XML declaration may only appear at the beginning of the document"

    この問題は、下記のいずれかの条件で発生します。
    - WinodwsXP SP2にて、ArcIMS9.0 Service Pack3をインストールしていない。
    - WindowsXP SP2にて、ArcIMS9.0 Service Pack3がインストール済みで、サーブレットコンテナがTomcatの場合。

    原因
    Service Administratorで使用されているarcims_jconnector.jarファイルが最新バージョンではないため。

    回避策
    この問題はarcims_jconnector.jarファイルのバージョンを最新にすることで解決します。
    ArcIMS9.0 Service Pack 3をインストールすることで、このファイルのバージョンが最新になります。
    ArcIMS9.0 Service Pack 3をまだインストールしていない場合には、インストールして下さい。
    ArcIMS9.0 Service Pack 3はこちらからダウンロードできます。

    サーブレットコンテナとしてTomcatを使用している場合は、 ArcIMS9.0 Service Pack 3をインストール後、下記の手順を実行して下さい。

     1. Tomcatサービスを停止します。
     2. <Tomcat インストール フォルダ>\webappsへ移動し、\esriadminフォルダを削除します。
     3. Tomcatサービスを開始します。

    \esriadminフォルダが再作成され、最新の状態になります。


  3. JSP Viewerにてサービスを追加した時、凡例フレームが更新されない。

    詳細
    SantaClaraサービスを持つjspviewerをロードした時に凡例は正常に表示されます。
    しかし、別のサービスをロードし凡例表示ボタンをクリックすると、下記のjavascriptエラーが発生します。

    "Access is denied"

    この問題は、下記のいずれかの条件で発生します。

    - WinodwsXP SP2にて、ArcIMS9.0 Service Pack 3をインストールしていない。
    - WindowsXP SP2にて、ArcIMS9.0 Service Pack 3がインストール済みで、サーブレットコンテナがTomcatの場合。

    原因
    jspviewerサンプルで使用されているarcims_jconnector.jarファイルが、最新バージョンではないため。

    回避策
    この問題はarcims_jconnector.jarファイルのバージョンを最新にすることで解決します。
    ArcIMS9.0 Service Pack 3をインストールすることで、このファイルのバージョンが最新になります。
    ArcIMS9.0 Service Pack 3をまだインストールしていない場合には、インストールして下さい。
    ArcIMS9.0 Service Pack 3はこちらからダウンロードできます。

    サーブレットコンテナとしてTomcatを使用している場合は、 ArcIMS9.0 Service Pack 3をインストール後、下記の手順を実行して下さい。

     1. Tomcatサービスを停止します。
     2. <Tomcat インストール フォルダ>\webappsへ移動し、\jspviewerフォルダを削除します。
     3. Tomcatサービスを開始します。

    \jspviewerフォルダが再作成され、最新の状態になります。


  4. WindowsXP SP2をインストールした場合、「Windows ファイアウォール」とよばれるファイアウォールがインストールされ利用できるようになります。そのファイアウォールのデフォルトの設定ではArcIMS9.0のコネクションをすべてブロックしてしまいます。
    調整するには、「Windows ファイアウォール」上で「例外」部分として認識させる必要があります。
    この方法については以下を参照してください。

    ArcIMS が動作するWindowsXP SP2 ファイアウォールの設定

    概要
    ここでは、ArcIMS を動作させるためにWindowsXP SP2 ファイアウォールの設定方法を説明します。
    WindowsXP SP2でインストールされた「Windows ファイアウォール」の設定はArcIMSを動作させるために必要なステップになります。

    手順
    WindowsXP SP2 にアップグレードする場合、「Windows ファイアウォール」という名前でインストールされ、利用できるようになります。ファイアウォールのデフォルトの設定ではWindowsXPによってArcIMSの接続コネクションをすべてブロックしてしまいます。
    以下の回避策では「Windows ファイアウォール」設定でWeb サーバ、Servlet コンテナ/エンジン、ArcIMSで利用されるポートに対して「例外」を作成します。

    1.「Windows ファイアウォール」に移動します。
    スタート>コントロールパネル>Windows ファイアウォール デフォルトでは「有効」で「推奨」に設定されています。

    2.「例外」タブをクリックします。

    3.「ポートの追加」ボタンをクリックします。

    4.以下の設定を行います。

    名前: Web Port (http)
    ポート番号: 80
    タイプ: TCP

    もし、Web サーバ、Servlet コンテナ/エンジンのように1つの物理マシンにArcIMSがインストールされている場合(通常のインストール)は、ステップ7に進んでください。

    5.ArcIMSが同一マシン上もしくは、複数のマシン上で分散させている場合はステップ 3,4を同様の手順で繰り返し、以下ように適切なポートを開く必要があります。

    ArcIMS に関するポートと設定

     名前:ArcIMS AppServer Connector Port
     ポート番号:5300
     タイプ:TCP

     名前:ArcIMS AppServer Register Port
     ポート番号:5353
     タイプ:TCP

     名前:Monitor Listener Port
     ポート番号:5050
     タイプ:TCP

     名前:Tasker Listener Port
     ポート:5060
     タイプ:TCP

    6.ArcIMSが同一マシン上もしくは、複数のマシン上で分散させている場合で空間サーバが、WindowsXP SP2マシン上にインストールされている場合は、さらに以下の設定を行います。

     A.「プログラムの追加」ボタンをクリックします。
     B.「参照」をクリックして、
     <ArcIMS インストールディレクトリ>\Server\bin\aimsserver.exe
     (例:C:\Program Files\ArcGIS\ArcIMS\Server\bin\aimsserver.exe)
     C.「OK」をクリックします。
     D.Monitor Listener Port に関する例外がStep 5に示すように作成されることを確認します。

    7.入力されたポートとプログラムが「プログラムおよびサービス」のリストに表示されます。
     それぞれのコンポーネントにチェックマークが有効になっていることを確認します。

    8.「Windows ファイアウォール」を閉じます。

    関連情報
    * Microsoft Knowledge Base Article - 842242

    * ArcGIS Serverを動作させるためのWindows XP SP2 ファイア ウォールの設定

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ArcSDE

  1. 一般に、RDBMSベンダーがWindowsXPを本番データベース(Production Database)で利用するOSと見なしていないため、米国ESRI社およびESRIジャパンではWindowsXP上でArcSDE 9.0の動作検証/認定を行っておりません。

    WindowsXPおよびその他のバージョンのWindowsにおけるダイレクト・コネクションは、ArcGIS 9.0およびArcIMS9.0の動作認定過程の一部として、動作検証/認定を行っています。


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関連情報

 Windows XP SP2 and ArcGIS 9.0 Products(米国ESRI社)

  


ESRIジャパン株式会社