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【教育GIS便り】東京都23区は酪農地帯だった!?

 

「酪農」と聞くと北海道や高原地帯を思い浮かべる方が多いかと思いますが、明治初期は今の東京都千代田区や文京区周辺でも酪農が盛んにおこなわれていました。実は、北海道よりも早い段階で乳牛の飼育が行われていたのです。

東京酪農物語

今回は、ブラタモリの真似事のように、実際に牧場跡地と言われる場所に行き、その周辺を散策しました。

私たちESRIジャパンの職場がある千代田区からスタートしました。ESRIジャパンの東京本社近くにある赤坂日枝神社は、南は芝、西は麹町、東は霊厳小綱町、北は神田に社を構え、明治初めの頃、日枝神社の社中心で酪農が始まりました。

調べてみると、明治初期は以下の理由で東京都特別区(東京23区)で酪農が栄えたとのことです。

など

これらの理由により明治中期では、東京特別区に100近い牧場があったと言われています。

実際に当時牧場だった跡地に行くと、河川の近く、標高が高い、南側の傾斜に牧場があったなど地形と大きく関係していたことがわかりました。

これらを基にArcGIS Onlineのアプリケーションの一つであるマップジャーナルを使って、当時の牧場の場所と配達可能圏内を作成してみました。

東京酪農物語

調べてみると、地形だけではなく、その当時の社会情勢や人々の生活など様々な要素が加わっていました。まだまだ不十分なところがあるので、もう少し「東京酪農物語」について調べていければと思います。

参考文献

掲載種別

掲載日

  • 2016年1月15日