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ESRIジャパン GISメルマガ 2015年8月25日号

 

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イベント情報
お知らせ
今月の地図
活用事例紹介
ArcGISブログのご紹介
ESRIジャパン便り
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   イベント情報
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GISコミュニティフォーラム in 北海道、中部、関西、九州
  【参加無料・参加登録受付中】

 本年も北海道、中部(名古屋)、関西、九州でGISコミュニティフォーラムを 開催する運びとなりました。

 

【内容】

○ 基調講演

「ビッグデータ活用で目指す地方創生」

株式会社Agoop 代表取締役社長 兼 ソフトバンク株式会社 ビッグデータ戦略本部 本部長 柴山 和久 氏 

○ ユーザー事例発表

【北海道会場】「北海道の地方創生におけるGIS活用」

札幌市立大学教授 日本人口学会会長  原 俊彦 氏

【中部会場】「浜松市における災害対応GISの取り組みについて」

浜松市危機管理監 危機管理課 事業推進グループ長 石原 徹也 氏 浜松市危機管理監 危機管理課 渥美 真弥 氏 

【関西会場】「GISを活用したデータヘルス事業の推進」

全国健康保険協会 兵庫支部 企画総務グループ 貫場 俊彦 氏 

【九州会場】

「人吉市におけるG空間技術を活用した地域連携型防災まちづくり」

九州大学大学院工学研究院 教授 三谷 泰浩 氏

○ ESRIジャパン発表

「GIS の統合プラットフォーム「ArcGIS」の今と未来」

○ テクニカルセッション 

– ゼロから学ぶ、現地調査アプリの使い方

– 編集機能を活用しよう! ~高品質な GIS データ作成法~

※Esri 製品をお使いの方向けの技術セミナーです。

○ ArcGIS Pro体験セミナー 

全会場にて、最新アプリケーション「ArcGIS Pro」を体験できる 「ArcGIS Pro体験セミナー」を実施します。

※体験セミナーは、当日10時から受付にてお申込みいただけます。

この機会に、ぜひお立ち寄りください

 

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「もっと使おう!ArcGIS セミナー」のご案内

9・10月開催 業務に役立つ情報が満載のセミナー

お早めにお申込みください。

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ArcGIS最新情報セミナーのご案内

ESRIジャパン取扱い製品の最新情報をお伝えするセミナーを開催いたします。

参加登録及び詳細は、9月上旬よりご案内いたします。

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GIS Day in 九州 2015のご案内

生物多様性保全GISに関する講演、パネルディスカッション、企業展示、ArcGIS講習会などが行われます。

参加登録及び詳細は、9月上旬よりご案内いたします。

 

 

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   お知らせ
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◆  「 Esri CityEngine 2015.1 」リリース!

CityEngine の最新バージョン2015.1を8月3日に国内リリースしました。 本バージョンでは、Autodesk FBX フォーマットのインポートやポリゴン形式での シェープエクスポート、座標系対応の強化などの新機能に加え、いくつかの改善や 不具合修正により安定感と利便性を向上させています。

 ■□□ Esri CityEngine とは □□■

効率的に作成することのできる 3Dモデリングソフトウェアです。 既存のGISデータやCGモデルを基に、ルールにより街並みの3Dモデルを構築します。 作成したモデルはArcGIS 3D Analystに持ち込んで3D解析や景観シミュレーションを 行ったり、CGソフトウェアに持ち込んで映像やゲーム、バーチャルリアリティを作成 できます。

画期的なコンセプトデザインを行うソリューションとしてぜひご活用ください。

 

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  今月の地図
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◆ 国内外から様々なマップをご紹介しています

 

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  活用事例紹介
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  ArcGISブログのご紹介
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最近掲載した記事をご紹介します

 

 

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人間の活動によって変わった地形

 

先月から静止気象衛星「ひまわり8号」は正式な運用を開始し、私たちに鮮明な雲の様子や地形の画像を送ってくれます。四半世紀前に撮影された衛星画像と今の画像とを比較すると、この間に私たちの活動によって姿を変えてしまった地形の様子が現れます。

今回ご紹介するこのストーリーマップは、今から25年前の1990年に地球観測衛星Landsatが撮影した地形と近年のWorld Imagery 衛星画像を比較したものです。地形をも変えてしまう人間の活動を12のスワイプマップを通して見ることができます。

人間の活動によって変わった地形

※上の画像をクリックすると本マップの紹介ページへ飛びます。実際のマップもこちらからご覧ください

マップ7では、日本の諫早湾干拓が紹介されています。

干潟を干拓しようという動きは左の画像が撮影された1990年よりも前からありました。(灰色の斜めのラインで確認できる)堤防の内側のかなりの部分は既に農地に転換されていますが、日本の市民団体は20年以上たった今も、干潟の破壊とその他の生態系へのダメージは諫早湾干拓事業によるものだとして抗議を続けています。

 

下記マップは、アラル海の2つのイメージです。今では、右側のイメージよりも更にアラル海の縮小は進み、国連環境計画(UNEP)は、「このままのペースで縮小が進めば、2020年にはアラル海は完全に消滅する」(参考: http://www.unep.org/dewa/vitalwater/article115.html (英語))と言っています。

  アラル海-ウズベキスタン、カザフスタン

 

下記タンザニアのキリマンジャロは熱帯地域に位置しているにも関わらず、標高5,890メートルの成層火山の頭頂部は12,000年もの間、氷河に覆われていました。およそ15年の間で温暖化によって頭頂部にある氷河はすべて失くなってしまうと言われています。

 キリマンジャロ-タンザニア

 

アーネスト・ミラー・ヘミングウェイの著書、『キリマンジャロの雪』のタイトルともなったキリマンジャロの雪、砂漠化するアラル海、フォンセカ湾(ホンジュラス共和国)のエスチュアリーにひしめき合うエビの養殖場の様子。衛星画像が教えてくれる25年の間に人の活動によって変わった地形はもちろん、このマップのようにスワイプ一つで元に戻すことはできません。変わり果てた地形の裏側には、地域・グローバル経済、政治が密接に関わり、そして私達一人ひとりの生活と深く結びついています。

 

次なる四半世紀、私達はGISテクノロジーを使い、地球環境対策にむけてより良い解決策・意思決定の提案者になっていけたらと願ってやみません。

 

掲載種別

掲載日

  • 2015年8月25日