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オーストラリア最大の道路計画

注目点
  • 限られた情報を活用してGISサービスによる解決法を提供
  • 作業員は簡単に現時点のデータにアクセスが可能
  • GISにより作業の効率化とコスト削減に成功

イーストリンクは建設当初、オーストラリア最大の道路計画であり、ティース・ジョンホランド共同事業(JV)として計画が進められていました。この道路計画はメルボルンに2本目となる完全電子化された有料道路として約45KMの長さでメルボルン東部のイースタンフリーウェイと東南に位置するフランクストンフリーウェイを接続するフリーウェイ規格道路の建設計画でした。この共同事業は非法人共同事業としてティース社とジョンホランド社によってイーストリンク計画のうち道路の設計と建設計画部分について行なわれました。

デザイン、測量結果、環境、工事、地域住民からの声、計画などに関する様々なデータがとめどなく出てくる情況であったため、これらの情報をどのように伝達し、保持していくかが大きな問題となっていました。

計画が始まってから4ヶ月が経ち、今回のような大きな計画でこれらの無数の位置情報とテキストの情報を管理するには、GISが有効なツールであるという認識がされました。またGISはプロジェクト全体の関係者にこれらの情報を提供し、作業の完了から引渡しまでを管理するための完璧な基盤になると見られていました。

このGISソリューションについては、高品質な地図作成機能、土地の所有者への迅速かつ正確な情報の提供、他のシステムとの連携、操作が簡単であること、現在のスタッフで導入が可能なこと、そして費用効果が高いという様々な要求がありました。

そこで革新的な多段式のGISとして方策が実施されました。実施内容は新規のハードウェアとソフトウェアの調達、CADデータの変換機能、そしてWebに対応したアプリケーションでした。

メルボルンにある、ESRIオーストラリアが今回のプロジェクトで最良のソリューションを提供するために選ばれました。プロジェクトからの要求に応えるために多くのCADファイルを相互運用でき、さらに出された要求すべてに応えるArcGISデスクトップ製品を基盤とし、ArcSDEを使用するソリューションが提供されました。

技術仕様、データモデル、データディクショナリ、シンボルディクショナリというGISデータとマップ出力図を定義するものが作成されました。限られたリソースのなかでGISサービスは環境、地域のコミュニティ、所有物、安全性、成果、トンネルのグループの要求に対して応える仕組みとなりました。トレーニングマニュアルも用意され、プロジェクトで重要な役割を持つ作業員に対してトレーニングコースも実施され、GISの操作方法の習得を行ないました。

「GISソリューションにより最も効率的な費用対効果を得ることができました」とティース社のGISマネージャーのジェーソン・クラーク氏は語りました。「我々は必要のない部分に関しては必要とされている部分と同じだけの努力や注力は注ぎませんでした。これにより限られた人材と資材で行なえる業務を最大限有効活用することができました。」

プロジェクトにおいての利点

  • イーストリンクの作業員は正確かつ適時な情報を簡単に把握できました。
  • ArcGIS の Desktop 製品による出力図の作成により、従来の半分の時間で地図作成作業を進めることができました。
  • GISソリューションをプロジェクトで採用したことで他社に外注などでGISの作成を依頼する場合と較べて年間約5万ドル(約500万円)のコストを削減することに成功しました。
  • ArcPadによる自動のデータ取得と検証とArcGIS Desktop製品による素早い編集作業により、データ入力作業の効率を上げることができ、さらに正確なデータを作成することが可能になりました。
  • システム内の情報を探したり照合する際の時間が80パーセントも早くなりました。
  • ArcGIS Desktop内のレポート機能と他のシステムとの連携によりイーストリンクプロジェクトにおける強力な管理ツールとなっています。
  • プロジェクト作業員はデータの検索や解析、マップの作成、レポートの作成とフィールドにおけるデータ取得などが効率的に行なえるようになりました。またGIS知識がない作業員も今では、GISソフトの操作に精通しており、大部分の作業員によってGISの重要性が認識されています。また作業員からの報告によるとGISによって作成されたマップは従来使用していたCADパッケージで作成したマップより鮮明であり、使い方も簡単ということでした。


    イーストリンクと、ティース・ジョンホランド共同事業は、基本的な目的であるデータへの簡単なアクセスを念頭に置きながら継続してGISの機能の拡張や他のシステムやサービスとの連携をおこなっています。Webページの開発やデータの調整などを続けながら、より多くの人へのサービスの提供を継続していけるようにこのソリューションへの支援を行っています。


    詳しい情報はティース社のGISマネージャーのJason Clark(ジェイソン・クラーク)氏まで (e-mail: jdclark@thiess.com.au)  
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Last Updated: Thursday, February 24, 2011.