京都のまちづくりにGIS(地理情報システム)を活用することを目的として、まちづくりの専門家、まちづくり活動を実際に行っている地域の方を対象として講習会「町家deGIS」を京大の研究者らが始めた。
この講習会は、京大防災研究所巨大災害研究センターの牧紀男助教授(防災まちづくり)らが呼び掛けて実現した。
近年ではGISソフトやデータが以前より安価となった。しかし日本におけるまちづくりの現場ではGISが広く普及しているとはいえない。そこで実際にGISがどのようなことに使われているのか紹介して、参加者に実際に使ってもらうことで、まちづくりにおいてGISを一層活用してもらうことを目的として講習会を企画した。
2006 年 7 月 5 日に開かれた第1回目の講習会には、研究者や自治体関係者ら20人が参加。同センターの吉富望研究員から一昨年の新潟県中越地震の被災地である小千谷市で、り災台帳の入力や証明書発行にGISとPDAを活用した事例1 事例2などを紹介。後半は、参加者が実際にGISのソフトをパソコンで動かし、京都市内の地域別人口や年齢構成などの解析を体験。
牧助教授は「まちづくりを行う上でのビジョン、情報共有、まちの解析ツールとしてGISは有効なツールです。しかしながら、日本においてはまちづくりを行うためのツールとしてGISがなかなか利用されていない状況にあります。GISを活用して町屋の再生に結びつけていきたい」と述べており、この講習会を通じてまちづくり分野でのGIS普及のため、今後も引き続き講習を開催予定とのことである
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