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| GISキオスクは近隣の帯水層、流域、河川やその他の水資源に関する情報を表示します。 |
テキサス中南部の東西150マイル、南北100マイルにわたって広がるエドワーズ帯水層は、地域の農業や娯楽施設、そして野生生物や約200万人の住民の生活に必要な水を供給する類のない天然資源です。元々この地方は半乾燥気候に属し(平均年間雨量は30インチ、しかし月によって大きく変動)、大都市サンアントニオを含む地域社会の活動を維持するためには、水資源への安定したアクセスは重大と言えます。サンアントニオ河川局(SARA)などの長年水質保全、保護、教育などに携わってきた団体にとって、水の安定供給と質の確保は一番の関心事です。昨年、エドワーズ帯水層管理局、SARA、サンアントニオ・ヴィッテ博物館やその他の団体は、展示会「World of Water」を共同企画し、2005年3月から9月にかけてヴィッテ博物館で開催しました。
「World of Water」展示は、様々な取り組みによって構成されていました。例えば帯水層の3Dバーチャル・ツアーや、雨粒を模したキャラクターSplishとSplashが帯水層の水循環を旅する舞台劇、給水塔の縮尺模型、そしてエドワーズ帯水層地域のインタラクティブな地図がディスプレイされたGISキオスクなどです。
このGIS展示の発端となったのは、2002年に開催された水資源に関する会議でした。参加者は、前の市長やエドワーズ帯水層管理局、Guadalupe-Blanco河川局、サンアントニオ水道局、SARA、テキサス大学経済地質学研究所(オースティン)、テキサス大学水研究センター(サンアントニオ)そしてその他の関連機関や支持団体などといった水事業の関係者たちでした。議論の結果、南テキサスにおいて将来的に健全な水資源を保護するためには、住民に自らの役割について学んでもらうことが一番だとの意見がまとまりました。GISを以前から利用していたSARAの職員は、ヴィッテ博物館の担当者にGIS利用の話を持ちかけました。博物館側の担当者たちはすぐ話に乗り、GISをどのように学び、どのように展示会に取り入れるかをESRIに相談しました。ESRIサンアントニオの職員は展示会の企画者と協力して、初めてGISを使う人でもすぐにわかるGISアプリケーションを設計し、簡単に流域情報を閲覧したり分析したりできるようにしました。
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| キオスクには、サンアントニオ地域のトリニティ帯水層がカバーしている範囲を表示しています。 |
展示会の計画段階において争点の一つとなったのは、見学者の流域への理解度でした。ヴィッテ博物館会長兼CEOのMarise McDermott氏によると、見学者は給水塔や水循環などに関する知識はあっても、これらを総合的に理解できないのではないかとの懸念があったとのことです。「見学者が流域というコンセプトをより身近に捉え、例えば自分の所有地と流域の関係などが理解できるように心掛けました。」とMcDermott氏は述べています。
この目的で設置されたのが、川、ダム、貯水池、流域界などの水資源関連の情報と個人住宅との関係を表しているGISキオスクでした。見学者がある場所(家の住所やAlamoなどのサンアントニオのランドマーク)を入力すると、最寄りの川や湖や貯水池への距離、住所が属する流域界、住所の地下にある帯水層などが記されたリストと地域の地図が表示されます。この方法により見学者は所属する流域や最寄りの釣り場所の検索などを通して、流域と自分がどう関係しているのかを学ぶことができました。
GISキオスクの構築には、ArcGIS EngineとArcSDEで管理された1テラバイトを超える空間データのライブラリが使われました。ESRIサンアントニオの職員はヴィッテ博物館やSARAと協力し、このアプリケーションを3週間で作り上げました。展示会の目玉の一つは、解像度約15cmのサンアントニオ市街のフル・カラー航空写真でした。高解像度により、見学者は自分の家と、家を取り囲む水資源をはっきりと探し出すことができました。
「これは素晴らしい」とサンアントニオ在住のLisa Apolinarさんはコメントしています。またDavid Espinozaさんは次のように述べています。「この展示は本当に興味深い情報でいっぱいです。私も妻も100年続いた氾濫源について初めて知りました。」
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| GISキオスクは近隣の帯水層、流域、河川やその他の水資源に関する情報を表示します。 |
このアプリケーションのための補足データはNAVTEQやSARA、そして道路地図はテキサス天然資源情報システム(TNRIS)によって提供されました。
多くのパートナー(Guadalupe-Blanco河川局を含む)の協力で、教育用資料をまとめた64ページのパンフレットが展示に合わせて作成され、ヴィッテ博物館を見学予定の学校にはCD形式で配布されました。見学体験をより効果的なものにするため、このパンフレットには展示内容を理解し易くするための参考資料や、見学後に展示会で学んだことを自宅周辺に当てはめるための課題が含まれていました。ヴィッテ博物館には年間80,000の児童が、テキサス南部および中部から訪れます。
ヴィッテ博物館では新たに水資源センター(Water Resource Center)を設ける予定で、「World of Water」の展示はその試作品とも言えます。試作スペースで開発およびテストされた様々な活動の中で最も評価の高かったものが、新しいセンターに受け渡されます。
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