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2008年11月15日
新潟大学 保健医療GISの開発を支持
グローバルな視野での共同保健医療GISトレーニング。研究に特化したそのプログラムの中身とは?
新潟大学医学部では、地理情報システム(GIS)コース、薬剤、ヒューマンヘルス、環境プログラムの研究を統合することにより、健康と環境教育への革新的アプローチを行っています。2005年、新潟大学が医学部と理学部へのGIS教育プログラム設置に向けた長期行動計画を始動したと同時期に、医学部は即座に技術研究所を設立。これにより、内外での保健医療GISへの認識が高まり始め、保健医療GISプログラム向けの官民共同モデルを紹介したのでした。このことが、公衆衛生学部が培ってきたGISの経験を役立てる弾みとなりました。
東京から北に約250km離れた新潟市に位置する新潟大学医学部は、医学と健康科学の修士号を学生らに付与しています。新潟大学は、優秀さや学際的、且つ官民間の連携、国際的な関わりを促進する教育への革新的アプローチを提唱しています。新潟大学国際学術サポートオフィスは、これらの教育へのアプローチといった目標発展を指導し、両学部でのGIS発展に向けた支援を行なっています。その第一歩として新潟大学は、にいがたGIS協議会というGIS知識とデータ基盤開発の促進を目的とした数社の代表により結成された既存のローカルGISユーザ・グループに加盟しました。 (新潟県は、2008年度SAG賞を受賞しています。)
あらゆる学部がGISの技術を容易に取得できるよう、2006年、新潟大学はすべてのエクステンションが付属したESRI ArcGISサイトライセンスを購入されています。GISとその応用例を学生に紹介するオリエンテーションセミナーも実施されています。また同年、医学部は保健医療GIS国際シンポジウムを主催しました。本シンポジウムは、新潟コミュニティー間における異種学問分野、地方自治体、公共のGISへの認識を上げることを目的としています。保健分野での官民共同GIS利用モデルもまた紹介されたのでした。
翌年、新潟大学は、ヒューマンヘルスGISと環境と災害軽減GISの研究を目的とした2つの技術センターを設立しました。講座は、ESRIバーチャルキャンパスコースから選択したものと応用研究を組み合わせた構成となっています。結果として、学生と研究者は、伝染病や医療設備の利用、癌や自殺の調査にGISを利用し始めたのでした。国際支援活動プログラムは、ザンビアとベトナムでのGIS疫学研究計画を開始しました。第2回保健医療GIS国際シンポジウムには、中国、韓国、およびロシアの研究者や教員らが招待されています。シンポジウム内の講演では、健康、疾病対策および環境衛生活動におけるGISアプリケーション共有の意識を高め、情報収集や視覚化、評価といったワークフローをいかに最適化するかといった議論が繰り広げられました。
この議論から3年も経たない内に、新潟大学は、国際的視野と共同アプローチを兼ね備えた保健医療GIS教育研究プログラムを立ち上げました。 ESRIは、2007 ESRIビジョン賞を新潟大学に授与し、この成功を称えたのでした。ビジョン賞とは、保健医療に携り伝統的なGIS利用の枠にとらわれない新たな取組みを行った団体に贈られるものです。ESRI社の 医療・保健サービスのグローバルマネージャーであるBill Davenhall 氏は、「新潟大学医学部は、従来の医療訓練に加え、医学部学生や理学部学生にGISを教えることに価値をみいだしている。」と述べています。
2008年、新潟大学は、Bill Davenhall氏の言及する新たな取組みに向け、日々挑戦し続けています。第3回保健医療GIS国際シンポジウムでは、ロマ・リンダ大学と新潟大学が保健医療地理情報科学の発展に焦点を当てた教育や研究、関連分野における5年の大学間交流協定を発表しました。これにより、2つの大学は、技術資源の共有や教員、および学生間の交流を強化することになります。シンポジウムの基調講演者であり、ハーバード大学地理分析センター所長であるWendy Guan博士は、「地理の枠を越えた地域別分析を採用していく。」と述べました。
ロマ・リンダ大学公衆衛生学部のSeth Wiafe助教授は、「協定を通じて公衆衛生対策と対応を推し進めるため、地理情報科学の利用を開始する。21世紀の有能な保健医療GIS要員の調達というアイデアを含めた、シームレスな保健医療地理情報科学技術の発展を生み出す概念は、この交流協定により強く支持されます。」と発言しました。
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