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最終更新日:2007年7月10日
本年の米国ESRI UCは終了いたしました。 第 27 回 ESRI ユーザ会 (ESRI UC2007) が、 6 月 18 日から 22 日の日程にて米国カリフォルニア州 サンディエゴ市 サンディエゴ国際会議場( San Diego Convention Center )にて開催されました。世界各国から約 13,500 名のユーザが、また日本からは 110 名の方にご参加いただき、本年度も大盛況のうちに幕を閉じました。 ■プレナリーセッション〜GIS:the Geographic Approach プレナリーセッション会場は、 3 つの巨大スクリーンに ESRI UC2007 のテーマに沿ったムービーが映し出され、大勢の熱心なユーザで埋め尽くされていました。そんな中、 ESRI UC2007 は ESRI 社社長 Jack Dangermond のプレゼンテーションで幕を開けました。以下はプレゼンテーションの主な趣旨です。 現在、私たちは地球温暖化、人口増加、資源の枯渇の危機といった様々な問題に直面しています。これらの問題を客観的に見つめ、理解し、解決に導いていくための新たな「アプローチ」が求められています。 ESRI UC2007 のテーマである「 GIS : the Geographic Approach 」は、この新たな「アプローチ」の基盤として GIS を活用する地理的アプローチを推奨しています。 GIS は、様々な形で取得された地理的情報の解析、モデリングをすることにより地理的ナレッジを創出し、それを包括的かつ視覚的に表現することができます。 ESRI 社は地理的アプローチを具現化するための製品を提供し、 GIS を問題解決のための基盤として最大限に活用していく必要があると考えています。 ■基調講演〜ワンガリ・マータイ博士 「グリーンベルトムーブメント」でノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイ博士の講演は、スタンディングオベーションで幕を閉じる素晴らしいものでした。マータイ博士は、様々な理由で破壊された自然の再生と貧困に苦しむ女性の地位向上のため、約 30 年にわたり植林活動を進めています。博士は、一羽で山火事の消火を試みるハチドリの話を引用し、「到底太刀打ちできないと思われる事柄に対してでも、自分のベストを尽くすこと。たとえそれがどんなに小さな挑戦であっても、それが変化を造りだす第一歩である」と講演の最後を締めくくりました。 ■ SAG賞 毎年 ESRI UC では、 GIS プロジェクトにおいて素晴らしい功績を上げた世界各国の約 150 ユーザを、「 Special Achievement in GIS Award (SAG賞) 」として表彰しています。日本からは、通信事業に関わる設備情報、収容情報等のデータをレイヤとして重ね合わせ、効率的なマーケット分析と設備の統合管理を目的としたプロジェクトを行った、ソフトバンク BB 株式会社様が受賞されました。 ■ユーザ事例発表 世界各国から約 40 分野 1,000 本以上のユーザ事例が発表されました。日本からは、福島県鳥獣保護センター様、慶應義塾大学様、横浜国立大学様など 8 組の方にご発表いただきました。発表してくださいました皆様、有難うございました。 ■マップギャラリー 基調講演者であるワンガリ・マータイ博士が行っている「グリーンベルトムーブメント」に関するマップを配したブースを中心に、世界各国のユーザが作成した地図が 1,000 枚以上展示されました。マップギャラリーコンテストでは、酪農学園大学様が作成した「 GIS 曼荼羅 」が Most Unique 部門の第 3 位に選ばれました。 ■展示 ESRI 社のビジネスパートナーや ESRI 社の分野別ソリューションブースが一同に集まった展示会場では、ユーザがブースに置かれた椅子にすわり、熱心に担当者と話し込んでいる姿が多くみられました。また、展示会場の一角にはインクリメント P 株式会社様が作成されたマップが飾られ、人目を引いていました。 ESRI UC 期間中、地域別 / 分野別ユーザグループミーティング、野外パーティーといったユーザ同士の交流・情報交換の場が数多く設けられました。アジア・パシフィックユーザグループミーティングと野外パーティーでは、日本からご参加いただいたユーザの方をはじめ、世界各国のユーザや ESRI 社社員との交流と情報交換を楽しんでいただけたのではないかと思います。 ■最後に 私自身 ESRI UC への参加は 3 回目となりますが、参加する度に ESRI UC はユーザの方々の積極的な参加により成り立っているということを実感します。ユーザ事例論文発表の場では、 1,000 本を超える発表が行われ、ユーザ同士の活発な意見交換が行われていました。マップギャラリーでは、趣向を凝らしたマップが多数出展され、それらのマップに見入っているユーザの方を数多く見かけました。その他、展示やテクニカルワークショップなど、様々な形で主体的に参加してくださるユーザの方がいるからこそ、 ESRI UC が意義あるものになっているのだと思います。
ESRI ジャパン UC事務局 松井
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